マインドフルネス
「忙しかったけど、久しぶりに週末ゆっくりできるので、のんびり家でボーっと過ごそう!」 ところが、休んだはずなのに月曜日に、「なんとなくダルいし、集中力が続かないのはなぜ? 変だなぁ~」
このようなことを、誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。
デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)。 脳の内側前頭前野で、後帯状皮質などから構成される脳の回路の仕業です。 何もせず、ぼんやりしているときも働き、脳の全エネルギー消費の60~80%を占め、雑念が浮かぶ、心さまよう時にこそ活動的になります。脳が心さまよう時間は1日の半分以上と言われます。 これは例えば、過去に上手くいかなかったことをくよくよしたり、将来におこるかもしれないことを心配したりするときのことです。 いくらボーっとしていも、このDMNが過剰に働き続ける限り、脳はどんどん疲れていきます。
マインドフルネスは、瞑想などを通じた脳の休息法の総称で、①宗教性を排除した実用性、②修行の要素を排除したシンプルさ、③脳科学アプローチで実証された客観的な効果、を特徴としています。 スティーブ・ジョブス(アップル)、エヴァン・ウィリアムス(ツイッター)、 マーク・ベニオフ(セールスフォース・ドット・コム)、ジェフ・ウェイナー(リンクトイン)、ノバク・ジョコビッチ、マイケル・フェルプス、マイケルジョーダン,エマ・ワトソン、といった世界のエリートたちのあいだで爆発的に流行し、Google, Facebook, Apple, GoldmanSaccs, Cisco, Patagoniaの社内研修プログラムでの実績効果が報告されています。 何よりも実利を重視しそうなアメリカ人、しかも本当に役に立つものにしか手を出さないはずのエリートたちがのめり込んでいるのです。
ちなみに、ドラッカースクールでは、このマインドフルネスのことを、「呼吸」として、更にスピリチュアルな感覚を排除した言葉に置き換わっています。
https://www.beinamoment.org/(医学博士 久賀谷亮ホームページ)
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