谷川俊太郎 「冬に」
ほめたたえるために生まれてきたのだ ののしるために生まれてきたのではない
否定されるために生まれてきたのではない 肯定するために生まれてきたのだ
無のために生まれてきたのではない あらゆるもののために生まれてきたのだ
歌うために生まれてきたのだ 説教するために生まれてきたのではない
死ぬために生まれてきたのではない
2005年頃、東京都人権啓発センターのポスターに、谷川俊太郎氏の「冬に」が掲載されていました。 電車広告でも、当時このポスターをよくみかけました。 満員の通勤電車の中で、このポスターを見た男性が突然、涙していたシーンが思い出されます。
子供に手を挙げる親は、少なくなったといわれますが、子供のとった幼稚な行動を頭ごなしに叱ることは、親ならば誰しも経験していることだと思います。 その時、
「こんな幼稚な行動を叱らない親は、しつけがなっていない親だ。だから叱って当然だ。」
「こんなみっともないことをして、親として恥ずかしい。叱ってやめさせたい。」
「自分もこうやって叱られたのだから、自分の子供を叱って当然だ。」
このような感情に支配されてはいないだろうか。 本当に子供のために叱っているのだろうか。 本当は、自分の感情を正当化するために、子供を叱っているのではないでしょうか。
https://twitter.com/ShuntaroT (谷川俊太郎氏 公式ツイッター)
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